昭和にタイムスリップ!寅さんと歩く、人情味あふれる下町散歩
(一般社団法人葛飾区観光協会)

帝釈天参道の魅力を一言で

映画『男はつらいよ』の舞台として知られ、古き良き日本の原風景と温かい人情に出会える参道です。
 

心温まる下町情緒、帝釈天参道へようこそ

京成柴又駅の改札を抜けた瞬間、時計の針が逆回転したような不思議な感覚に包まれました。
目の前に広がるのは、昭和の薫りが色濃く残る懐かしい風景。帝釈天(題経寺)へと続く約200mの参道を歩き始めると、老舗の団子屋から漂う甘い香り、川魚料理店の暖簾、そして土産物屋の賑やかな呼び込みの声が耳に飛び込んできます。
「いらっしゃい!」と声をかけてくれる店主の笑顔に、思わずこちらも笑顔で応えてしまう。
映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんがいつでもひょっこり現れそうな、そんな温かい人情が息づく街でした。今回は実際に参道を歩き、食べ歩きを楽しみながら、この街の魅力を体感してきました。

帝釈天参道のおすすめポイント3選

  • おすすめポイント1

    1.絶品!名物「草だんご」の食べ比べ

    「柴又に来たら、まずは草だんごを食べなきゃ始まらないよ」と、地元の方に教えていただきました。参道には複数の草だんご店が軒を連ね、それぞれに個性があります。
    まず訪れたのは、明治元年創業の高木屋老舗。一口頬張ると、ヨモギの豊かな香りが口いっぱいに広がります。甘さ控えめの餡が、もちもちとした団子の食感を引き立てていました。店先には休憩用の椅子が用意されており、お茶をいただきながらゆっくりと味わうことができます。
    次に足を運んだのは、映画『男はつらいよ』の撮影で実際に使われた門前とらや。「ここで寅さんが撮影したんですよ」と店主が誇らしげに教えてくれました。こちらの草だんごは、しっかりとした弾力があり、噛むほどに味わい深い一品です。
    吉野家では、店頭で職人さんが大きな塊から一粒一粒丸めている様子を見学できました。出来立ての草だんごは濃い緑色で、ヨモギの風味が濃厚。「うちは濃いのが自慢なんだ」と職人さんが笑顔で語ってくれました。
    最後に訪れた亀家本舗は、帝釈天に一番近い団子屋。クセがなく優しい味わいで、「誰にでも愛される味を目指しています」という店主の言葉通り、ほっとする美味しさでした。
    お店ごとの味の違いを楽しみながら参道を歩くと、あっという間に時間が過ぎていきます。

  • おすすめポイント2

    2.寅さんの世界にどっぷり浸る

    柴又駅を出ると、すぐ目に飛び込んできたのが、トランクを持った寅さんの銅像。「ここで写真を撮らないと柴又に来た意味がないよ」と、通りすがりのご夫婦が教えてくれました。確かに、多くの観光客がこの銅像と一緒に記念撮影を楽しんでいます。
    参道を歩いていると、あちこちで寅さんの面影を感じることができました。門前とらやの前では、「ここが実際の撮影場所なんです」という案内板を発見。建物の中には当時の撮影で使われた階段が残されているそうです。
    柴又観光案内所には、もう一体の寅さんキャラクター像が立っており、観光マップを手に取りながら記念撮影をする人々で賑わっていました。「寅さんファンじゃなくても、この街の温かさに触れると、つい映画を見たくなるんですよね」と、案内所のスタッフが笑顔で話してくれました。

  • おすすめポイント3

    3.歴史と文化が息づく街並みを散策

    参道を歩いていて驚いたのは、明治から大正時代にかけて建てられた木造建築が今も現役で使われていることです。「葛飾柴又の文化的景観」として国の重要文化的景観にも選定されているこの街並みは、まさに生きた歴史そのものでした。
    参道の突き当りに見えてきたのは、帝釈天(題経寺)の立派な二天門。「安永8年、つまり1779年に発見された帝釈天の板本尊が祀られているんですよ」と、お参りに来ていた地元の方が教えてくれました。特に60日に一度の「庚申の日」には、ご本尊が開帳され、参道全体が縁日の活気に包まれるそうです。
    参道沿いには、神具・仏壇を扱う三佛屋など、歴史を感じさせる老舗が並んでいます。ゆっくりと時間をかけて散策しながら、店主の方々とお話しすると、この街が大切に守ってきた文化や伝統の深さを実感することができました。

料金・割引情報

項目 内容
料金 無料(参道の散策は自由。各店舗での飲食・買い物は別途)
割引 なし

その他のおすすめ情報

庚申(こうしん)の日を狙って訪れよう!

取材中、地元の方から「次は庚申の日に来てみてください。全然雰囲気が違いますから」と勧められました。60日に一度巡ってくる「庚申の日」は、帝釈天の縁日として特別な日。この日にはご本尊が開帳され、露店が並び、参道はいつも以上の活気に包まれるそうです。法話や限定の御朱印なども用意され、より深く柴又の文化に触れることができます。2025年の庚申の日は、2月20日、4月21日、6月20日、8月19日、10月18日、12月17日の年6回です。

昭和レトロなワンダーランド「柴又ハイカラ横丁」


参道の入口近くで、ひときわ目を引く建物を発見しました。柴又ハイカラ横丁とおもちゃ博物館です。一歩足を踏み入れると、そこは完全に昭和の世界。懐かしい駄菓子やレトロなゲーム機が並び、「これ、子どもの頃に遊んだ!」という声があちこちから聞こえてきます。子どもから大人まで、世代を超えて楽しめる空間でした。

食べ歩きグルメをもっと楽しむ

草だんご以外にも、参道には魅力的なグルメが満載です。老舗の船橋屋では、行列ができるほど人気のくず餅を購入しました。ぷるぷるとした食感と、黒蜜ときな粉の絶妙なバランスが絶品です。また、川魚料理店からは香ばしい匂いが漂い、江戸前の伝統的な味を堪能できます。
食べ歩きを楽しみながら、ゆっくりと参道を散策するのが、柴又流の楽しみ方だと実感しました。

ベストシーズン

地元の方に「いつ来るのがおすすめですか?」と尋ねると、「春の桜と秋の紅葉の時期は特に綺麗ですよ。でも、年末年始や庚申の日の賑わいも捨てがたいですね」とのこと。平日の午前中に訪れた今回は、比較的空いており、店主の方々とゆっくりお話しできたのも良い思い出になりました。訪れる時間帯によって、参道は様々な表情を見せてくれます。

 

INFO基本情報

名称 帝釈天参道
(タイシャクテンサンドウ)
電話 03-3650-9876
(一般社団法人葛飾区観光協会)
住所 〒125-0052 東京都葛飾区柴又7丁目 アクセス
散策時間 24時間自由(各店舗の営業時間は店舗により異なる)
公式URL http://shibamata.net/

MAP&ACCESSアクセス

京成金町線「柴又駅」下車すぐ。駅から帝釈天まで徒歩約3分
TEL:03-3650-9876
(一般社団法人葛飾区観光協会)

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