REPORTレポート

東京で楽しむ銭湯めぐり|サウナも楽しめる湯文化スポット

2026.07.16

東京の銭湯 浴場内観
 
TOKYO SENTO GUIDE

東京で楽しむ銭湯めぐり

昔ながらの湯文化から、サウナも楽しめる銭湯時間まで。
東京で気軽に立ち寄れる、ローカルな湯めぐりスポットを紹介します。

東京には、昔ながらの暖簾やタイル絵が残る銭湯から、サウナや水風呂を備えた銭湯まで、日常の中で気軽に楽しめる湯文化があります。観光の合間に立ち寄ったり、仕事帰りに汗を流したり、休日に下町散策とあわせて訪れたりと、銭湯は東京らしいローカル体験のひとつです。この特集では、初めて銭湯を利用する人にもわかりやすい入浴マナーや持ち物、利用前に確認したいポイントを紹介しながら、東京で立ち寄りたい銭湯スポットをまとめました。

東京の銭湯めぐりが楽しい理由

銭湯は、地域に根づいた公衆浴場として長い歴史を持ちます。東京では明治・大正時代から続く老舗銭湯が今も営業を続けており、高い天井、富士山のペンキ絵、青と白のタイル、木製の脱衣棚といった昔ながらの空間が、日常の中の非日常として多くの人を惹きつけています。

観光客にとっては、ホテルのバスルームでは体験できない「地元の日常」に触れる機会になります。都内在住者にとっては、自宅の浴槽とは違う広い湯船でゆっくりと体を伸ばせる場所として、仕事帰りや週末の習慣になっている人も少なくありません。浅草・上野・北千住・押上といった下町エリアには銭湯が集まっており、散策と組み合わせて楽しむコースとしても人気があります。

近年は、サウナや水風呂を備えた銭湯も増えています。サウナは「銭湯の中で楽しめる要素のひとつ」として定着しており、銭湯料金に少額を追加するだけで利用できる施設が多いため、初めてサウナを体験する人にも入りやすい環境が整っています。

東京の銭湯 暖簾のある入口

下町に残る銭湯の暖簾

初めてでも安心。銭湯の入り方とマナー

銭湯は公共の浴場です。初めて訪れる場合でも、基本的なマナーを知っておけば安心して利用できます。以下に、利用の流れと守りたいポイントをまとめました。

  • 1 受付で料金を支払う。東京都内の銭湯の入浴料は大人550円(2024年現在)が基本です。サウナ利用は別料金の場合があります。
  • 2 脱衣所で服を脱ぎ、貴重品はロッカーへ。脱衣所での撮影は厳禁です。
  • 3 浴槽に入る前に体を洗う。洗い場でかけ湯をするか、シャワーで体を洗ってから浴槽へ入ります。これは銭湯の基本マナーです。
  • 4 タオルを湯船に入れない。手ぬぐいやタオルは湯船の外に置くか、頭の上にのせます。
  • 5 浴場内での撮影は控える。他の利用者のプライバシーを守るため、浴場・脱衣所での撮影は行わないのがマナーです。
  • 6 混雑時は譲り合う。洗い場や浴槽が混んでいるときは、他の利用者に配慮して利用しましょう。

持ち物について

タオルや石けん、シャンプーは持参するのが基本ですが、多くの銭湯では販売またはレンタルにも対応しています。手ぶらで立ち寄れる施設も増えているため、事前に公式サイトで確認しておくと安心です。

銭湯で楽しむ、気軽なサウナ時間

東京の銭湯の中には、サウナや水風呂を備えた施設が多くあります。スパ施設とは異なり、銭湯のサウナは入浴料に少額を追加するだけで利用できるケースが多く、気軽に体験できるのが魅力です。初めてサウナを試してみたい人にとっても、銭湯のサウナは入りやすい選択肢のひとつです。

銭湯のサウナ室内観

木の温もりが感じられるサウナ室

銭湯の持ち物セット

銭湯でおなじみの黄色い洗面器

サウナを利用する際は、入浴と同様に体を洗ってからサウナ室へ入ります。水風呂に入る前は汗をしっかり流し、サウナ室内では静かに過ごすのがマナーです。初めての場合は無理をせず、短時間から始めるのがおすすめです。

サウナ利用の基本

サウナは入浴料とは別料金になる場合があります。また、施設によってはサウナ専用のタオルが必要なこともあります。利用前に料金や必要なものを確認しておきましょう。

利用前に確認したいポイント

銭湯は施設ごとに設備やルールが異なります。初めて訪れる場合は、以下の項目を事前に確認しておくとスムーズに利用できます。

Towel
タオルレンタル・販売の有無
Amenity
シャンプー・ボディソープの有無
Sauna
サウナ料金・利用条件
Payment
現金・キャッシュレス対応
Hours
営業時間・定休日
Tattoo
タトゥーの扱い(施設により異なる)
Children
子ども連れ・年齢制限
Crowd
混雑しやすい時間帯

東京で立ち寄りたい銭湯スポット

下町の風情が残る老舗から、サウナ設備が充実したリニューアル銭湯まで、東京各地の個性ある銭湯を10軒紹介します。目的やエリアに合わせて、自分に合った一軒を見つけてみてください。なお、営業時間・料金・定休日は変更になる場合があります。訪問前に公式サイトでご確認ください。

昔ながらの雰囲気を楽しめる銭湯

1燕湯

台東区・上野御徒町

レトロ

昭和初期の建築様式を今に伝える、上野御徒町エリアの老舗銭湯。高い天井と富士山のペンキ絵が印象的な浴室は、昭和の銭湯文化をそのまま体感できる空間です。朝6時から営業しており、早朝の一風呂としても利用しやすい施設です。上野・御徒町エリアの観光と組み合わせて立ち寄るのにも適しています。

Access
御徒町駅 徒歩約3分
Hours
6:00〜8:00 / 15:00〜23:00
Address
台東区上野3-14-5

2タカラ湯

足立区・北千住

レトロ サウナ

昭和2(1927)年から営業を続ける北千住の老舗銭湯。瓦屋根の建物と、敷地内に広がる日本庭園が特徴で、錦鯉が泳ぐ池や四季折々の草花を眺めながら縁側でくつろぐことができます。「キングオブ縁側」とも称される湯上がりの縁側時間は、ここならではの体験です。女湯にはサウナも完備されており、毎週水曜日に男女が入れ替わります。

Access
北千住駅 徒歩約20分
Hours
15:00〜23:00(要確認)
Address
足立区千住元町27-1
サウナも楽しめる銭湯

3萩の湯

台東区・鶯谷

サウナ 露天風呂

鶯谷駅から徒歩約3分の場所にある、東京最大級のビル型銭湯。4フロア構成で、炭酸泉・露天岩風呂・サウナ・日替わり薬湯など設備が充実しています。男湯には高温湯と大きな水風呂、女湯には塩サウナも備えており、銭湯でのサウナ体験を存分に楽しめます。2階の食事処「こもれび」では湯上がりに食事やお酒も楽しめます。

Access
鶯谷駅 徒歩約3分
Hours
6:00〜9:00 / 11:00〜25:00
Address
台東区根岸2-13-13

4黄金湯

墨田区・錦糸町

サウナ デザイナーズ

昭和7(1932)年創業の老舗銭湯が、2020年のリニューアルで洗練された空間へと生まれ変わりました。国産ヒバ材と麦飯石を使用したオートロウリュサウナ(男湯)と、国産ヒノキのセルフロウリュサウナ(女湯)を備え、サウナ好きからも高い評価を得ています。フロント横の「番台バー」ではクラフトビールやノンアルコールドリンクを楽しめ、湯上がりの時間をゆっくり過ごせます。

Access
錦糸町駅 徒歩約6分
Hours
6:00〜9:00 / 11:00〜0:30
Address
墨田区太平4-14-6

5改良湯

渋谷区・渋谷

サウナ デザイナーズ

大正5(1916)年創業の老舗銭湯が、2018年の大幅改装でデザイナーズ銭湯に生まれ変わりました。渋谷駅・恵比寿駅から徒歩圏内というアクセスの良さも魅力です。黒を基調とした浴室にはライトアップされたペンキ絵が広がり、オートロウリュ搭載のサウナや軟水の浴槽など設備も充実。高性能ドライヤーやアメニティ販売も揃っており、都心観光の帰りにも立ち寄りやすい銭湯です。

Access
渋谷駅 徒歩約10分
Hours
12:00〜23:30
Address
渋谷区東2-19-9
散策と合わせて立ち寄りたい銭湯

6押上温泉 大黒湯

墨田区・押上

サウナ 天然温泉

東京スカイツリーのすぐそばに位置する、昭和24(1949)年創業の銭湯。和モダンな雰囲気の浴場には富士山のペンキ絵が描かれ、大露天風呂からは銭湯の煙突と東京スカイツリーを同時に眺めることができます。遠赤外線サウナのほか、銭湯では珍しいスチーム塩サウナも備えています。スカイツリー周辺の観光とあわせて訪れるのに最適な立地です。

Access
とうきょうスカイツリー駅 徒歩約8分
Hours
15:00〜翌10:00(土日は変動)
Address
墨田区横川3-12-14

7御谷湯

墨田区・錦糸町

天然黒湯 スカイツリービュー

昭和22(1947)年創業の銭湯が、2015年に5階建てビルへリニューアル。源泉かけ流しの天然黒湯温泉を楽しめます。4階は洞窟風、5階は開放感のある空間と、フロアごとに異なる雰囲気が楽しめます。どちらの半露天風呂からも東京スカイツリーを望むことができ、葛飾北斎の浮世絵をモチーフにした富士山のペンキ絵など、アート好きにも見どころの多い銭湯です。

Access
本所吾妻橋駅 徒歩約8分
Hours
15:00〜翌1:00(要確認)
Address
墨田区石原3-30-10
手ぶらで行きやすい銭湯

8南青山 清水湯

港区・表参道

サウナ 手ぶらOK

表参道駅から徒歩約2分という好立地にある、明治時代創業の老舗銭湯。2008年のリニューアルで清潔感のある都市型銭湯に生まれ変わりました。全館で軟水を使用し、高濃度炭酸泉・シルク風呂・ジェットバスなど多彩な浴槽を備えています。タオルレンタルやアメニティ販売が充実しており、手ぶらで立ち寄れるため、表参道・青山エリアの観光やショッピングの帰りにも利用しやすい施設です。

Access
表参道駅 徒歩約2分
Hours
12:00〜24:00(金曜定休)
Address
港区南青山3-12-3

9万年湯

新宿区・新大久保

手ぶらOK レトロモダン

新大久保駅から徒歩約5分の路地裏に佇む、「都心のかくれ湯」をコンセプトにした銭湯。鳥居型の門をくぐると、木をふんだんに使った和の空間が広がります。鶴のタイル絵や障子窓がレトロな雰囲気を演出し、軟水を使用した沸かし風呂や電気風呂、シルク風呂を楽しめます。フェイスタオルの無料貸し出しがあり、手ぶらでも気軽に利用できます。

Access
新大久保駅 徒歩約5分
Hours
15:00〜25:00(要確認)
Address
新宿区大久保1-15-17

10天然温泉 湯どんぶり栄湯

台東区・三ノ輪

サウナ 天然温泉

三ノ輪駅から徒歩約11分、下町情緒あふれる商店街沿いにある銭湯。浴槽だけでなくシャワーやカランにも天然温泉を使用しているのが特徴です。名物の「どんぶり湯」と呼ばれる釜風呂や、ナノファインバブルを使用した露天風呂など、ユニークな設備が揃っています。サウナも完備しており、フィンランドのサウナブランド「Helo」のストーブを使用した本格的なサウナを楽しめます。

Access
三ノ輪駅 徒歩約11分
Hours
14:00〜23:00(日祝12:00〜)
Address
台東区日本堤1-4-5

銭湯帰りに楽しみたい東京散策

銭湯は、東京の街歩きとの相性が抜群です。湯上がりの体で下町の商店街をぶらりと歩いたり、近くの公園でひと息ついたりと、銭湯をきっかけにした散策コースを楽しむことができます。

  • 商店街で食べ歩き。三ノ輪・北千住・戸越銀座など、銭湯が多いエリアには活気ある商店街が隣接しています。湯上がりに惣菜や軽食を楽しむのもおすすめです。
  • 下町散策と組み合わせる。浅草・上野・押上・向島エリアは銭湯と観光スポットが近く、散策の途中で立ち寄りやすい銭湯が多くあります。
  • カフェや喫茶店でひと休み。湯上がりのコーヒーや甘いものは格別です。銭湯の近くには昔ながらの喫茶店が残っているエリアも多くあります。
  • 仕事帰りのリフレッシュコースに。渋谷・表参道・錦糸町など、ターミナル駅から徒歩圏内の銭湯も多く、仕事帰りに立ち寄って帰宅するルーティンとしても活用できます。

よくある質問

Q. 銭湯は手ぶらでも行けますか?

施設によって異なりますが、タオルやシャンプー類を販売・レンタルしている銭湯も多くあります。「手ぶら利用OK」と案内している施設もあるため、事前に公式サイトで確認しておくと安心です。

Q. 銭湯では水着を着ますか?

一般的な銭湯では水着を着用せずに入浴します。施設ごとの案内に従いましょう。

Q. サウナは別料金ですか?

銭湯によっては、入浴料とは別にサウナ料金が必要な場合があります。施設によって料金体系が異なるため、訪問前に確認しておくことをおすすめします。

Q. タトゥーがあっても利用できますか?

施設によって対応が異なります。タトゥーを理由に入浴をお断りしている施設もあるため、利用前に公式サイトや店舗へ確認しておくことをおすすめします。

Q. 子ども連れでも利用できますか?

利用できる施設も多いですが、年齢制限や混浴年齢、サウナ利用条件などは施設によって異なります。小さなお子さんを連れての利用は、事前に施設へ確認することをおすすめします。

掲載情報は取材・調査時点のものです。営業時間・料金・定休日は変更になる場合があります。訪問前に各施設の公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人

ぐるっと東京

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