日本近代史の舞台にふれる、文化と自然が融合したスポット
【荻外荘公園】
東京都杉並区・荻窪駅から徒歩約15分の閑静な住宅街に位置する荻外荘公園(てきがいそうこうえん)は昭和前期に内閣総理大臣を三度務めた近衞文麿(このえふみまろ)の旧宅で、昭和12年(1937年)から20年(1945年)まで彼が暮らした場所です。
2016年に国の史跡に指定され、2024年に近衞居住当時の姿に復原・整備された荻外荘は、和洋折衷の独特な建築様式が特徴です。邸内では、モダンな内装や調度品を楽しめるほか、ARを使用した展示で「荻窪会談」の様子を体感できます。敷地面積6071.69平方メートルの園内には、歴史ある屋敷林や四季折々の花々、そして日当たりのよい芝生広場が広がっています。(写真提供:荻窪三庭園)
おすすめポイント3選
1. 日本を代表する建築家・伊東忠太の傑作建築
築地本願寺や平安神宮を手がけた建築史の巨匠・伊東忠太が設計した荻外荘は、和洋折衷と異国趣味を独自に融合させた貴重な住宅建築です。オリエント風の壁紙が貼られた客間、螺鈿(らでん)細工が美しい応接室など、部屋ごとに異なる内装が目を楽しませてくれます。食堂や客間の壁紙には動物のモチーフ、応接室の床の敷瓦には龍のデザインがあしらわれ、伊東建築ならではの独創性が随所に見られます。高い屋根と特徴的な窓の装飾も見どころです。
2. 隈研吾氏設計の「展示棟」で知る荻窪の文化
2025年7月16日にオープンした荻外荘展示棟は、新国立競技場などを手掛けた建築家・隈研吾氏の設計によるものです。坂の途中に浮かぶ多角形の屋根が特徴的なこの建物は、1階にショップとカフェ、2階に展示室を設けています。
2階の展示室では、荻外荘や近衞文麿に関する資料に加え、「荻窪 実業家、政治家、芸術家たちのすごしたまち」をテーマに、荻窪の歴史と文化を伝える常設展が開催されています。
3. 歴史を継承する広大な「芝生広場」
荻外荘の南側に広がる芝生広場は、近衞文麿が暮らしていた当時の樹木が今も残り、屋敷林としての姿を継承しています 。都心とは思えないほどの静けさの中で、歴史の重みを感じながらも、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
施設情報
| 名称 | 荻外荘公園 |
| 住所 | 167-0051 東京都杉並区荻窪2-43-36 |
| アクセス |
[電車でお越しの方]JR中央線・総武線「荻窪駅」、東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」より徒歩15分 [車でお越しの方]駐車場のご用意はございません [バス]関東バス荻51シャレール荻窪行き「特養ホームおぎくぼ紫苑 」下車徒歩5分 [グリーンスローモビリティ]「荻外荘公園」下車 徒歩1分 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(最終入園16:30) |
| 定休日 |
水曜日、年末年始(12/29-1/1) (芝生広場は年末年始のみ休園) ※多客期は水曜日に臨時開園する場合がございます。最新の情報はホームぺージ、各園の公式Instagram をご確認いただくか、お電話にてお問い合わせください。 |
| 入館料 |
入館料🔸観覧券:一般 300円/小・中学生 150円(※就学前の子どもは無料) 🔸定期観覧券:一般 1,200円/小・中学生 600円(※購入日より1年間有効)
🔸団体(20名以上):一般 250円/小・中学生 100円 無料対象 🔸障害者手帳・デジタル障害者手帳(ミライロID)所持者:本人+介護者1名 🔸区内の小・中学校、特別支援学校(小学部・中学部)の教育課程による観覧 団体見学注意事項 🔸館内ガイド希望:1か月前まで/見学のみ:1週間前までに要相談。事前予約必須(詳細は「お問い合わせ」または電話にて) |
| 公式サイト | https://ogikubo3gardens.jp/tekigaiso/ |
その他のおすすめ情報
荻外荘公園は、「荻窪三庭園」の一つとして、周辺の「大田黒公園」「角川庭園」とあわせて巡ることができます。それぞれ異なる魅力を持つ庭園を訪れることで、杉並区の豊かな文化と自然を満喫できます。
静かな住宅街の中にある、歴史と自然が息づく特別な場所です。東京観光の新しい発見として、ぜひ訪れてみてください。
参考文献
- 荻外荘公園公式サイト:https://ogikubo3gardens.jp/tekigaiso/
INFO基本情報
| 名称 |
荻外荘公園 (テキガイソウ・コウエン) |
|---|---|
| 住所 | 〒167-0051 東京都杉並区荻窪2-43-36 アクセス |
| 電話 | 03-6383-5711 |
| 公式URL | https://ogikubo3gardens.jp/tekigaiso/ |